自立訓練(生活訓練)

共に施設を利用している人たちと一緒にディスカッションを行っている様子

主な対象者は、高次脳機能障害の方や発達障害をお持ちの方

自立した日常生活又は社会生活ができるよう、一定期間、生活能力の向上のために必要な訓練を行います。地域での暮らしを維持し、充実させるために、日常生活能力の向上、社会参加を支援します。高次脳機能障害の方や発達障害をお持ちの方が自己を認識する力や日常生活能力を高めたり、社会生活への適応力を身につけるよう支援します。

1日の利用時間月~金 9:30〜16:00
利用される曜日や時間帯はご相談に応じます。
利用期間最長2年

自立訓練(生活訓練)の受給者証を交付された方が利用できます。

高次脳機能障害

高次脳機能プログラム

記憶力、注意力等がある方にさまざまなプログラムを通して、高次脳機能障害の特性を学び、障害に対する自覚を高めることにより、適切な対処の仕方や代償手段をみに付けていきます。

訓練の様子

スポーツ活動(機能訓練、生活訓練)

レクリエーションスポーツ、障害者スポーツを通して体力の向上、ストレス発散将来的な趣味活動将来的な趣味の獲得を目指します。

アートワーク(機能訓練、生活訓練)

作業活動を通して機能面・動作面を高めることで、趣味・生きがいづくり、意欲づくり、また就労にむけて就労前訓練として作業耐久力を高めます。目に見える達成感を体感し、訓練への意欲を高めていきます。

アートワークを行う様子

脳トレーニング(プリント)

高次脳機能障害に関する各種評価により、障がいの自己認識を深めるとともに、書籍やドリル類を用いて注意や記憶なんどの認知機能の向上に取り組みます。

プリントを用いてトレーニングを行う様子

近距離移動訓練

センター周辺の地図やメモを参考にして目的地まで外出します。体力の向上、認知機能を高めます。

市街地外出訓練

学習会で公共施設やショッピングセンター等の行き方や利用の仕方を電話やインターネットなどで調べ計画を立てます。その計画に基づいてグループで外出訓練を行います。また、実際に路線バスや電車を利用する中で、路線・時刻表の理解、料金支払い、迷った時の対処法などのさまざまな課題を明確にし、解決策を講じることにより、単独での利用につなげます。

園芸

花の植え付け、手入れなどの作業を通して、育てる喜びを味わったり体力作りに取り組みます。作業工程の理解、作業状況の記憶、作業の効率化などを通して認知力を高めます。

発達プログラム

基礎学力

基礎的な学力(読み書きの習慣、数の概念や計算等の習得)や認知機能を高めます。

複数人で行うゲーム

ルールを守って取り組みます。感情が動く場面で自己コントロールすることや自己表現の仕方を学びます。

鑑賞

一定時間集中して取り組むことができるか評価し、持続時間をのばしていけるようにします。登場人物の気持ちを想像することや状況からその後の展開を予測することがどの程度できるか評価し学んでいきます。

問題解決

生活の中で起こりうる問題について、解決方法を考える練習をグループワークを通して学んでいきます。

SST

社会(ソーシャル)の中で人間関係を円滑に保つための知識のスキルをグループワークやロールプレイ等を通して学んでいきます。

ライフスキル

生活に必要な技能や知識をグループワークを通して学んでいきます。

就労体験

就労作業室で実際に体験を行い、仕事のイメージをふくらませたりモチベーションアップに繋げます。